2009.03.04

Windows Server 2008の新VPNプロトコル「SSTP」

PPTPに懲りず、Microsoftが新しいVPNプロトコルを実装している。
その名も「Secure Sockets Tunneling Protocol(SSTP)」だ。

これはカテゴリ的には「SSL VPN」と言うものらしい。
Microsoftは「SSL VPNではない新しいものだ」と主張してるという噂もあるけど。

現在SSL VPNでもっとも有名なのはOpenVPN
アプリをインストールするだけでホスト間のVPNを構築でき、OSの対応も多種多様。
インストールの手間をいとわない、もしくはインストールしないと使えないという作業でセキュリティレベルを上げるならお勧めだ。
複雑なIPsecと競い合ってる一品。

さて、話は戻って
そんなSSL VPNに入ってきたMicrosoftのSSTPだが
特徴をあげてみよう。

1.通信ポートが簡単
SSTPでは通信にHTTPS(TCPポート443)のみを使用しているのが最も大きな特徴だ。
これまでのPPTPはTCPポート1723とIPプロトコル番号47のGREを使用している。
TCPポート1723はWebやメールしか見れないなんていうセキュリティの厳しい大企業以外はいいとしても
TCPでもUDPでもないGREのパケットは環境によっては使えないこともあった。
またL2TP/IPsecでも同様にUDPポート1701、500が必要。
さらにIPプロトコル番号50のESPを使用し、NATを介する場合はUDPポート4500が必要と何かと複雑だった。
IPsecパススルーとかないとだめだしね。

そんなわけで
どんなネットワークでも使えるであろうHTTPSのポートのみを使用してVPNが構築できるのはすごい。

2.利用が簡単
「Windows Vista SP1」で何気にSSTPが追加されている。
そのためWindowsユーザはこれまでのVPN接続の設定と同様の手順でSSTPが利用できる。

3.証明書が必要
これはデメリットになるのだが
SSTPサーバを構築するためにはSSL用のサーバ証明書が必要となるらしい。
サーバ証明書なんて取るだけでお金がかかるため、趣味では使いにくいかもしれない。

4.ホスト間のみ
これもデメリットだと思うのだが
現状対応しているのが「Windows Server 2008」と「Windows Vista SP1」のみ。
L2TP/IPsecのようにルータで手軽にネットワーク同士をVPN構築できたりしないので面倒と言えば面倒。
Windows Server大好きな人はそれをルータにしてくれても構わないが
個人的趣向で言えばWindowsでそんなことはやりたくない。

そんなわけで
Windows Server 2008をまだ実際に触ったことないので
構築手順もなにも書けないのですが
サーバ証明書がどうにかだませるなら試してみたいなとは思う一品。

詳しくはWEBで ->
http://www.techworld.jp/channels/software/102099/(削除されていました)

(さらに…)

2007.02.08

Windows Vista ブート設定

Windows XPまで使われてきたboot.iniはVistaでは使用されない。

bcdedit.exeコマンドで設定するか
http://www.pro-networks.org/vistabootpro/
上記のようなツールを利用する。

Windows XP 自動ログオン

起動時にユーザ選ぶの面倒な人は
コマンドプロンプトまたはファイル名を指定して実行で

control userpasswords2

と入力して起動時に自動ログオンするユーザを指定できる。

Windows Vistaでも有効らしい。