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2009.04.30

Ubuntu 9.04のEucalyptusをインストールしてみた

の、途中経過。

1.OSゲット
Ubuntuのサイトからサーバ版の9.04を入手。
http://www.ubuntulinux.jp/
DVDなんかに焼いて準備完了。

2.OSインストール
焼いたDVDを突っ込んでBIOSでCD Bootの確認をして起動。
あとは言われるがままにインストール。

Ubuntuって・・・Fedoraよりインストール簡単なんだね・・・

3.Eucalyptusのインストール
管理サーバ的なもののインストール

$ sudo apt-get install eucalyptus-cloud eucalyptus-cc

ノードサーバ的なもののインストール

$ sudo apt-get install eucalyptus-nc

eucalyptus-cloud ・・・ Cloudサービスのフロントエンド管理サーバ。
eucalyptus-cc ・・・ クラスターコントローラ。ノードのネットワーク管理なんかを行う。
eucalyptus-nc ・・・ ノードコントローラ。KVMを用いて実際の仮想環境を管理する。

で、eucalyptus-ncでDHCPが動き出そうとした。

会社でDHCPは動かせないので停滞中 ← 今ここ

2009.04.23

UbuntuにEucalyptusが載ってRightScaleが使いやすくした

本日正式リリース予定のUbuntu9.04。
これにはAmazon EC2クローンであるEucalyptusが入るんですが
これにあわせてAmazon Web Service関連ベンチャーの大手
RightScaleがEucalyptusの対応を先日発表していました。

[RightScale + Ubuntu + Eucalyptus = cloud in a box]
http://blog.rightscale.com/2009/04/20/rightscale-ubuntu-eucalyptus-cloud-in-a-box/

RightScale自体はAmazon EC2などのサービスの
管理コンソールをメインにオートスケーリングやロードバランサーなど付随サービスを提供してたりします。

で、今回は
自分でマシンかき集めてEucalyptusでIaaS環境を作って
それをRightScaleに登録することで
RightScaleの管理コンソールを使って
自分のクラウドを人に使わせることができるようです。

プライベートクラウドが構築しやすくなりそうですねぇ。

Amazon EC2でIBM

2009年4月22日付でアナウンスされてました。

「Amazon EC2 Running IBM Now Available」

IBMがサポートを表明していた製品がAMIで提供されたようです。
価格は前情報にあった通り、上乗せの従量課金みたいですね。

以下、提供製品

  • DB2
  • Informix Dynamic Server
  • WebSphere sMash
  • Lotus Web Content Management

これでOracleに続き
IBMの製品も中の設定ファイルをどういじればいいか調べることができますね!

http://aws.amazon.com/ibm/

2009.04.17

Amazon EC2でVPN

2月にこのブログを始めたころ、Amazon EC2のLinuxを使いPPTPdやL2TP/IPsecを構築して遊んでたんです。
しかし、外部からEC2のVPNサーバに接続はできたんですが、EC2内サーバ同士でやろうとすると、GREなどのIPレベルのプロトコルが通信できないエラーが発生するなどして、Amazon EC2内でVPN構築ができなかったんですね。

それから放置すること約2ヶ月。

別の人から「動きましたよ?」との連絡を受ける。

過去に構築したイメージを起動して自分でも試してみる。
LinuxのVPNサーバへWindowsから普通にVPN接続できる。

あれー?

そのあたりのプロトコルを通信できるようにネットワーク変更が行われてたんでしょうか。
それとも前回試したときはなにか接続方法を間違えてたんでしょうか。
謎です。

ちなみに、このブログにあるPPTPd構築の方法で大丈夫みたいです。
これでまたEC2で遊べることが増えるぞー。

2009.04.14

Amazon EC2でLinuxのbundle

意外とコマンドが覚えられないLinuxでのバンドル。
WindowsではAWS Management Consoleなどの管理ツールからバンドルしなきゃいけないのですが、LinuxはSSHで入ってコマンドラインから行わないといけません。
そんな自分の覚書。

1.準備
バンドルをするためには、AWS Access Identifiersで取得できるX.509証明書と秘密鍵が必要です。
X.509証明書:cert-********.pem
秘密鍵:pk-********.pem
これをSCPでもFTPでもアップロード。
よく説明サイトではSCPでアップしてますが、SCPを使うと暗号化した転送が行われるので安全っていうのと、SSHを使うのでEC2側で特に準備せずに使えるという利点があります。まぁ、サーバ構築してれば手軽なFTPでもいいよ。
だって、Windowsからパス指定してコマンド打つの面倒なんだもの。

これらのファイルを「/mnt」に保存したとして話を進めます。

2.ボリュームのバンドル

ec2-bundle-vol -d /mnt -k /mnt/[pk.pem] -c /mnt/[cert.pem] -u [account number] -p [image name]

[pk.pem] [cert.pem]
 本当はpk-*************.pemなんて長ったらしい名前が付いてるのでそれを指定。
[account number]
 AWSにログインすると右上に表示されてるハイフン付き12ケタの数字を指定。
[image name]
 デフォルトだと「image.manifest.xml」が作成されるので指定したい場合は名前付ける。

3.イメージのアップロード

ec2-upload-bundle -b [bucket name] -m /mnt/[image name].manifest.xml -a [Access Key ID] -s [Secret Access Key]

[bucket name]
 S3のbucket。。。要するにディレクトリを指定。Windowsだと階層構造を作れないけど、こっちはできる。
[image name]
 バンドル時に指定した名前。指定していないと「image」。
[Access Key ID] [Secret Access Key]
 AWSログイン後にAccess Identifiersページで見れる「Access Key ID」と「Secret Access Key」。

4.AMIの登録
これはAmazon EC2 API Toolsを使います。
環境変数なんかの登録が必要らしいのでクライアントに設定しておいてください。

ec2-register [bucket name]/[image name].manifest.xml

[bucket name] [image name]
 3のアップロードで指定したものをそのまま指定。

これでElasticfoxやAWS Management Consoleに追加されてるはずです。

2009.04.03

Coming Soon!

AWS Management ConsoleでAmazon Elastic MapReduceの更新と一緒に
「Coming Soon!」
なる項目ができていた。

内容は以下。


・タグ
EC2リソース(AMIとかEBSとか)にタグをつけれるようになります。

Elasticfoxでは一足先にこの機能つけてましたね。ただタグの保存がローカル保存のため、アカウントを共有している場合には、タグ共有ができないのが難点でした。こっちのサポートに期待。

・モニタリング、ロードバランシング、オートスケーリング
WebベースでEC2の状況をリアルタイムにモニタリングできる機能や、ロードバランサーの設定、オートスケーリングの機能なんかをつけます。

これは一番期待したいところ。Amazonもやるやるとはずっと言ってますよね。
オートスケーリング重要。

・Amazon S3 Support
・Amazon SimpleDB Support
・Amazon SQS Support
・CloudFront Support
各サービスをAWS Management Consoleから管理できるようにします。

そういうことらしい。


さて
Soonがいつになることやら。

2009.04.02

Amazon Elastic MapReduce

今日AWS Management Consoleを開いてみると
「Amazon Elastic MapReduce」というタブが増えてました。
Googleのお株を奪うサービスをHadoopでやるんでしょうか。。。

デモを見る限りでは
よく見るMapReduceの仕組みそのままでした。
S3からデータ読み込んでEC2でスクリプトを実行して
結果をS3に保存する感じです。

デモサイトです。
http://s3.amazonaws.com/awsVideos/AmazonElasticMapReduce/AmazonElasticMapReduce.html

微妙に半信半疑なのは
公式サイトにもAWS blogにもアナウンスもない状態で
Developerのフォーラムでもなんだこれ的な話が出ているからです。

フライングしちゃったんじゃないかという話もあるので
もしかしたらアメリカ時間の4月2日に正式アナウンスなのかもしれません。

と思って探していたらトップにリンクはないですがサイトは用意されてました。
http://aws.amazon.com/elasticmapreduce/
やっちゃうみたいです。

<2009/4/2 18:00 追記>
トップでも正式にアナウンスされ、リンクもはられてました。
やっちゃうんですね。。。