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2009.05.19

Eucalyptus1.5.1を使ってみた

前回のCentOS5.3にEucalyptus1.5.1をインストールしてみたから次は実際に使ってみるメモ。

1.初期設定
euca_confを使用してさっそくクラスターとノードの登録。

# echo export EUCALYPTUS=/opt/eucalyptus >> ~/.bash_profile
# source ~/.bash_profile

# $EUCALYPTUS/usr/sbin/euca_conf -addcluster $EUCALYPTUS/etc/eucalyptus/eucalyptus.conf

# $EUCALYPTUS/usr/sbin/euca_conf -addnode $EUCALYPTUS/etc/eucalyptus/eucalyptus.conf

2.ノード設定
パッケージからインストールした場合は必要ないらしい。
ということで飛ばし。

3.Eucalyptusの起動
パッケージから入れると/etc/init.dにすてべ起動スクリプトが作られてるので
フロントエンドやクラスターの起動

# $EUCALYPTUS/etc/init.d/eucalyptus-cloud start
# $EUCALYPTUS/etc/init.d/eucalyptus-cc start

ノードの起動

# $EUCALYPTUS/etc/init.d/eucalyptus-nc start

で起動させる。

4.初回起動設定
起動したら初期設定やAmazon API Toolを使うための証明書などを取得を行う。

管理画面
https://[server ip address]:8443/
 [server ip address] : cloud controller server

管理画面へアクセスし、ユーザ名/パスワードにadmin/adminを入力してログイン。

  1. adminのパスワードを変更
  2. adminのemailを設定
  3. Walrusの設定

Walrusは特に変更しなかった記憶が。
このへんの設定についてはまた調べて書きます。

設定を変更したら「Credentials」タブを開いて「Download Certificate」をクリックし証明書の取得。

取得したzipファイルの展開と設定。

# mkdir ~/.euca
# cd ~/.euca
# unzip euca2-admin-x509.zip -d ~/.euca
# chmod 0700 ~/.euca
# chmod 0600 ~/.euca/*

Amazon EC2のAPIとAMIのツールをダウンロード。

# mkdir ~/ec2tools
# wget http://s3.amazonaws.com/ec2-downloads/ec2-api-tools-1.3-30349.zip
# wget http://s3.amazonaws.com/ec2-downloads/ec2-ami-tools-1.3-26357.zip
# unzip ec2-api-tools-1.3-30349.zip -d ~/ec2tools
# unzip ec2-ami-tools-1.3-26357.zip -d ~/ec2tools

環境変数の設定。

# vi ~/.bash_profile
export EC2_HOME=/root/ec2tools/ec2-api-tools-1.3-30349
export EC2_AMITOOL_HOME=/root/ec2tools/ec2-ami-tools-1.3-26357
export PATH=$PATH:$EC2_HOME/bin:$EC2_AMITOOL_HOME/bin
source ~/.euca/eucarc
export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-1.6.0-openjdk-1.6.0.0

使う準備完了。
APIでJAVAなんかも使ってるのでJAVA_HOMEの設定もしておいたほうがいいぽい。
これでEC2のAPIを使って操作ができるようになります。

長くなったのでここでぶったぎる。
次は実際にイメージのアップロードなんかを書く予定。

2009.05.18

CentOS5.3にEucalyptus1.5.1をインストールしてみた

Eucalyptus1.5.1のCentOS5.3用パッケージをインストールしたときのメモメモ。

0.環境
Intel Pentium 4 2.0Ghz CPU
879MB Memory
CentOS 5.3
Eucalyptus 1.5.1
xen 3.0.3

すべて一台にインストール
 Cloud Controller (eucalyptus-cloud)
 Cluster Controller (eucalyptus-cc)
 Node Controller (eucalyptus-nc)
 Gather Log (eucalyptus-gl)

1.仮想環境の構築
1.5.1はxenかKVMが選択できるとのことだが、xenのほうが好き。
気にせず進めたらlibxenstore.soが必要とか言われたので、関係ありそうなのとりあえずまとめてぶちこんだ。

# yum groupinstall Virtualization
# yum install xen-devel xen-libs

/boot/grub/grub.conf
を確認してデフォルトでxenが動くように。

そして再起動。

2.パッケージの取得
公式サイトからCentOS用パッケージの取得。
http://open.eucalyptus.com/downloads
うちの構築環境はヘボPCだったため、i386版のeucalyptus-1.5.1-centos-i386.tar.gzをダウンロード。

# wget http://open.eucalyptus.com/downloads/89

展開。

# tar xzvf eucalyptus-1.5.1-centos-i386.tar.gz

準備完了。

2.サードパーティアプリのインストール

# cd eucalyptus-1.5.1-centos-i386
# cd eucalyptus-1.5.1-rpm-deps-586
# rpm -ivh *.rpm
# cd ..

特に問題なく通るはず。

3.本体のインストール

# rpm -ivh *.rpm

うちは足りないものがあった。

dhcp is needed by eucalyptus-cc-1.5.1-1.i386
ant is needed by eucalyptus-cloud-1.5.1-1.i386
ant-nodeps is needed by eucalyptus-cloud-1.5.1-1.i386
java-sdk >= 1.6.0 is needed by eucalyptus-cloud-1.5.1-1.i386

必要らしいのをまとめてインストール。

# yum install dhcp ant ant-nodeps java-sdk

そして再度インストール。

# rpm -ivh *.rpm

今度は通った。

4.インストール、そして・・・
以下のパスにインストールされてるはず。
/opt/eucalyptus

起動時に自動起動は設定されてるかな。

# chkconfig –list eucalyptus-cloud
# chkconfig –list eucalyptus-cc
# chkconfig –list eucalyptus-nc

もしoffになってれば設定。

# chkconfig eucalyptus-cloud on
# chkconfig eucalyptus-cc on
# chkconfig eucalyptus-nc on

クラウドのフロントエンド管理画面は
httpsがポート8443
httpがポート8773で待ち受けている。

ファイアウォールの設定してあれば修正。
今は面倒なので停止。

# /etc/init.d/iptables stop

管理画面が開けばインストール完了。
https://[server ip address]:8443/

デフォルトのユーザ名とパスワードは
admin/admin

2009.05.13

Eucalyptusのロードマップ

2009年4月に開催された「Cloud Computing Expo」のプレゼンテーション資料より。
http://open.eucalyptus.com/documents/eucalyptus-slides-wolski-cloud_expo_apr08.pdf

2008/05/28 – Release 1.0
2008/08/28 – EC2のAPI対応 v1.3
2008/12/16 – セキュリティグループ、Elastic IP、AMI、S3 サポート v1.4
2009/04/09 – EBS、メタデータ サポート v1.5
2009/04/23 – Eucalyptus採用のUbuntuリリース
2009/06/01 – ファイナルリリース v1.6
2009/07/15 – ファイナルバグフィックス

v1.6で終了。。。?
v1.6でAWSの2009/1/1の状態までもっていくらしい。

公式サイトのFAQにもロードマップについて書いてあった。

6月に1.5.2を出すんじゃないかなー。
8月に1.6を出すんじゃないかな―。
1.x系はそれで終了にする予定。

プレゼンとFAQどっちの記述が後かわからんのでどっちとも言えないけど
とりあえず今年の夏くらいで基本の開発を終了したいらしい。

今後の開発はどうなるんだろうなぁ。

Eucalyptus 1.5.1 documents

サイトの方に1.5.1のドキュメントも追加されてた。
http://open.eucalyptus.com/wiki/Documentation

以下、目についた1.5.1の変更内容
http://open.eucalyptus.com/wiki/EucalyptusFeatures_v1.5

  • Elastic Block Store(EBS)のサポート
  • Walrus(S3)の改善
  • NetworkにMANEGED-NOVLANモードの追加
  • KVMのサポート
  • Rightscaleへの登録が可能に
  • 管理ツール euca_conf の追加
  • root以外のユーザでの実行が可能

また、Eucalyptusで動作するVMイメージも提供されてる。
http://open.eucalyptus.com/wiki/EucalyptusUserImageCreatorGuide_v1.5

  • Ubuntu 9.04 64bit
  • CentOS 5.3 64bit
  • Debian 5.0 64bit
  • Fedora 10 64bit

CentOS用Eucalyptus

5月9日にEucalyptus-1.5.1の
CentOSやDebian用のパッケージが配布されていた。
http://open.eucalyptus.com/downloads

以下提供パッケージの対象プラットフォーム。

  • CentOS 5.3 (i386/x86_64)
  • OpenSUSE 11.1 (i386/x86_64)
  • Devian Lenny/Squeeze (i386/x86_64)
  • Ubuntu Jaunty (i386/x86_64)

以下落としてきたCentOS 5.3のi386版に入ってたもの。

  • eucalyptus-cloud-1.5.1-1.i386.rpm
  • eucalyptus-nc-1.5.1-1.i386.rpm
  • eucalyptus-cc-1.5.1-1.i386.rpm
  • eucalyptus-gl-1.5.1-1.i386.rpm

とeucalyptus-1.5.1-rpm-deps-i586の中にサードパーティパッケージ。

  • euca-axis2c-1.5-1.i386
  • euca-httpd-1.5-1.i386.rpm
  • euca-libvirt-1.5-1.i386.rpm
  • vblade-14-1mdv2008.1.i586.rpm
  • aoetools-21-1.el4.i386.rpm

vbladeとaoetools・・・?

ATA over Ethernetのツール。
Ubuntuなんかではapt-getで取れたっぽい。
http://sourceforge.net/projects/aoetools/

2009.05.12

インスタンスのメタデータ

Amazon EC2で起動したインスタンスが自身の情報を取得するために
メタデータが利用できるようだ。

ami-id
ami-launch-index
ami-manifest-path
block-device-mapping/
hostname
instance-id
instance-type
local-hostname
local-ipv4
placement/
public-hostname
public-ipv4
public-keys/
reservation-id
security-groups

この辺の情報が169.254.169.254に対してHTTPのGETで取得できる。

使うにはこんな感じ。

# echo `curl -s http://169.254.169.254/latest/meta-data/public-ipv4`

起動時のAMIをいじるには必要な情報ネ。。。

AWSデベロッパーガイド:
Amazon Web Service – Instance Metadata