2009.11.11

HDFSをマウントして利用してみる

GFS クローンの Hadoop Distributed File System (HDFS) をfuseを利用することでローカルにマウントし、直接操作できるファイルシステムとして使えるようなので試してみた。
参考はHadoopのサイトよりMounting HDFS

今回は Ubuntu 9.04 ベースで、Hadoop はすでに別サーバで構築済みの環境で行っています。
Hadoopの構築については Hadoop/Hbase Clusterの構築 このあたりを参考にどうぞ。

1.必要ライブラリのインストール

$ sudo apt-get install default-jdk ant
$ sudu apt-get install automake autoconf libfuse-dev

完了です。

2.Hadoopの取得とhdfs用ライブラリのコンパイル
HDFSをマウントするためにはソースからライブラリをコンパイルして作成する必要があります。

まず取得と展開。
Hadoop のサイトから
[Hadoop Common] -> [Download] -> [Download a release now!]
あたりで取得できると思います。
今回は現時点で最新版の 0.20.1を利用します。

$ wget http://ftp.riken.jp/net/apache/hadoop/core/hadoop-0.20.1/hadoop-0.20.1.tar.gz
$ tar xzvf hadoop-0.20.1.tar.gz
$ mv hadoop-0.20.1 /var/hadoop
$ cd /var/hadoop

そしてコンパイル。

$ ant compile-c++-libhdfs -Dlibhdfs=1 -Dcompile.c++=1
$ ln -s c++/Linux-i386-32/lib/ build/libhdfs
$ ant compile-contrib -Dlibhdfs=1 -Dfusedfs=1

compile-c++-libhdfs の部分は
Hdoop-0.19 のバージョンでは ant のターゲットで「compile-libhdfs」を指定するみたいですが
0.20 ではなくなってました。
詳しくはbuild.xmlを見てください。

そしてできたファイルをコピー。

$ mkdir -p contrib/fuse-dfs
$ cd contrib/fuse-dfs
$ cp /var/hadoop/src/contrib/fuse-dfs/src/fuse_dfs ./
$ cp /var/hadoop/src/contrib/fuse-dfs/src/fuse_dfs_wrapper.sh ./
$ chmod 775 fuse_dfs_wrapper.sh

完了。

3.環境変数を追加
とりあえずテストなら実行すればいい。
継続的に使うなら「~/.profile」あたりに書いてあげるといい。
(RedHat系なら ~/.bash_profile)

$ export HADOOP_HOME=/var/hadoop
$ export OS_ARCH=i386
$ export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/default-java
$ export LD_LIBRARY_PATH=$JAVA_HOME/jre/lib/$OS_ARCH/server:$HADOOP_HOME/build/libhdfs

何も指定されていないとデフォルトが使われる。
デフォルトの設定は fuse_dfs_wrapper.sh を参照。

4.接続!
mount -t dfs //hogehoge/hoge /mnt/hdfs
と行きたいところなんですがコマンドで接続です。

$ sudo mkdir /mnt/hdfs
$ sudo /var/hadoop/contrib/fuse-dfs/fuse_dfs_wrapper.sh hdfs://[hbaseserver]:54310 /mnt/hdfs

[hbaseserver] ・・・ hbaseが動いているサーバ名を指定

完了です!

5.こんなことに使える
普通にローカルにマウントされているのでそのままコマンド使えます。
ドキュメントによると
‘ls’, ‘cd’, ‘cp’, ‘mkdir’, ‘find’, ‘grep’
このあたりは問題なく使え、その他読み込み書き込みもおっけーだそうです。

ただ、HDFSの仕様上、直接編集作業を行うことはできません。
そこだけはご注意を。

2009.10.30

Amazon RDS メモ

概要メモ

  • MySQL5.1
  • 普通に全機能使える
  • RDS 用の API ツールで起動、終了
  • 使用料金はEC2インスタンスよりも30%高い
  • ストレージ料金はEBSと同じ
  • ストレージのサイズは5GBから1TBまで
  • 稼働させたままスケールアップ/スケールダウンができる(接続はちょっと切れるみたい)
  • インスタンスクラスは自由に変更可能
  • ストレージ容量を増やす場合は使用中の容量より10%以上を指定する必要があるらしい
  • ストレージ容量の指定は最低でも今と同容量なので減らすことはできない
  • バックアップは自動
  • バックアップ領域はストレージサイズと同容量が無料
  • それ以上は追加料金 $0.15/GB
  • スナップショットも作れる
  • プレミアムサポートの対象

ついでにDBを使うときの選択指針みたいなものが書いてあった。

  • Amazon RDS
    • アプリケーションやツールでRDBが必要な人。
    • MySQL を利用したいが、インフラと DB の管理をしたくない人。
    • 処理性能やストレージ容量を柔軟に拡張して、使った分だけ利用料を払いたい人。
  • Amazon EC2 + DB
    • データベースエンジンを自由に選びたい人。
    • データベースサーバーを完全に管理したい人。
  • Simple DB
    • 複雑な RDB 処理よりも、検索を主に使う人。
    • データ構造管理の負担が嫌な人。
    • 利用者の介入なしで、自動でスケールアップやスケールダウンのサービスが欲しい人。
    • データのバックアップやソフトウェアのメンテナンスでもサービスの停止が許容できず、常に動いている環境が必要な人。

2009.10.29

Amazon RDS を使ってみた

|ω・) <放置しすぎて書きにくいんだよ

Amazon Relational Database Service という RDB サービスが開始されたので使ってみたよ。

1.使います!
RDSのサイトからサインアップして使います宣言をしてください。
http://aws.amazon.com/rds/

2.APIツールのダウンロード
まずはツールのダウンロード。
Amazon RDS Command Line Toolkit
このあたりにあった。
落としたファイルを適当な場所に展開。
うちはこんな場所へ。

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001

3.アクセスキーと環境変数の設定
アクセスキーとシークレットキーを指定してあげる必要がある。
展開したディレクトリの中に

credential-file-path.template

こんなファイルがあるはずなので、このファイルにアクセスキーとシークレットキーを指定。

AWSAccessKeyId=<Write your AWS access ID>
AWSSecretKey=<Write your AWS secret key>

templateじゃかわいそうなのでファイル名を適当に変更。

credential-file

次に環境変数の設定。

AWS_RDS_HOME=C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001
AWS_CREDENTIAL_FILE=%AWS_RDS_HOME%\credential-file

RDSのホームと、さきほどのアクセスキーのファイルパスを指定。

準備完了。

4.起動してみる
コマンド

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin > rds-create-db-instance testdb01 -s 10 -c db.m1.small -e MySQL5.1 -u master -p

パラメータの意味はこんな感じ。

  • testdb01って名前
  • ストレージは10GB
  • smallインスタンスで
  • MySQL5.1のエンジン使う(まだ他は選べないよね?
  • ユーザ名はmaster
  • パスワードは入力したやつ

結果

DBINSTANCE testdb01 db.m1.small mysql5.1 10 master creating 1
SECGROUP default active
PARAMGRP default.mysql5.1 in-sync

おおおお、creating されてます!

5.確認してみる
コマンド

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-describe-db-instances

結果

DBINSTANCE testdb01 db.m1.small mysql5.1 10 master creating us-east-1d 1
SECGROUP default active
PARAMGRP default.mysql5.1 in-sync

まだ creating 中!
ちょっと急ぎすぎた、おれ。

6.起動完了
再度確認コマンド。結果のヘッダも出力してみた。

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-describe-db-instances –headers

結果

DBINSTANCE DBInstanceId Created Class Engine Storage Master Username Status Endpoint Address
Port AZ Backup Retention
DBINSTANCE testdb01 2009-10-29T03:23:02.312Z db.m1.small mysql5.1 10
master available testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com 3306 us-east-1d 1
SECGROUP Name Status
SECGROUP default active
PARAMGRP Group Name Apply Status
PARAMGRP default.mysql5.1 in-sync

available きたこれ!

testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.comってアドレスに
ポート3306でつながるようです。

7.つないでみた
mysql でつないでみた(なぜかこれだけLinux)。

$ mysql -h testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com -P 3306 -u master -p

あれ。。。つながらない。

どうやらセキュリティの設定変更をしなければいけないらしい。

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-authorize-db-security-group-ingress default –cidr-ip 0.0.0.0/0 –headers

これでインターネットのどこからでもつながるぜ!
(ちゃんと使う人はこんなことしちゃいけないんだぞ

再度接続。

$ mysql -h testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com -P 3306 -u master -p

結果

Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 34 to server version: 5.1.38-log

Type ‘help;’ or ‘\h’ for help. Type ‘\c’ to clear the buffer.

mysql> show databases;
+——————–+
| Database    |
+——————–+
| information_schema |
| innodb      |
| mysql      |
| tmp       |
+——————–+
4 rows in set (0.19 sec)

つながった!
見える!見えるぞ!

8.スケールアップしてみた
スケール変更ってすごくね?
smallからlargeへ変更を試してみた。

コマンド

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-modify-db-instance testdb01 -c db.m1.large –apply-immediately

結果

DBINSTANCE testdb01 2009-10-29T03:23:02.312Z db.m1.small mysql5.1 10
master available testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com 330
6 us-east-1d 1 db.m1.large
SECGROUP default active
PARAMGRP default.mysql5.1 in-sync

ん?何も変化がなさそうだぞ。

状態を確認。
コマンド

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-describe-db-instances

DBINSTANCE testdb01 2009-10-29T03:23:02.312Z db.m1.small mysql5.1 10
master modifying testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com 330 6 us-east-1d 1 db.m1.large
SECGROUP default active
PARAMGRP default.mysql5.1 in-sync

modifying。
しばし待たれよ。

7分くらい経過後。。。

コマンド

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-describe-db-instances

結果

DBINSTANCE testdb01 2009-10-29T03:23:02.312Z db.m1.large mysql5.1 10
master available testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com 330 6 us-east-1d 1
SECGROUP default active
PARAMGRP default.mysql5.1 in-sync

db.m1.large きたこれ!

ところで modifying 中ってどうなってるの?
再度mysqlで確認。

mysql> show databases;
ERROR 2006 (HY000): MySQL server has gone away
No connection. Trying to reconnect…
ERROR 2003 (HY000): Can’t connect to MySQL server on ‘testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com’ (111)
ERROR:
Can’t connect to the server

あ、切れた。

mysql> show databases;
No connection. Trying to reconnect…
ERROR 2003 (HY000): Can’t connect to MySQL server on ‘testdb01.cvircfsordtw.us-east-1.rds.amazonaws.com’ (111)
ERROR:
Can’t connect to the server

つながらない。

mysql> show databases;
No connection. Trying to reconnect…
Connection id: 173
Current database: *** NONE ***
mysql> show databases;

+——————–+
| Database    |
+——————–+
| information_schema |
| innodb      |
| mysql      |
| tmp       |
+——————–+
4 rows in set (0.19 sec)

つながった。
ちょっと(数分?)切れるけれど、アドレスの変更なくそのまま再開されるようです。

ちなみにスケールダウンもできました。

9.遊び終わったので終了
コマンド

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-delete-db-instance testdb01

結果

Once you begin deleting this database, it will no longer be able to accept
connections.
Are you sure you want to delete this database? [Ny]y
rds-delete-db-instance: Malformed input-FinalDBSnapshotIdentifier is required u
nless SkipFinalSnapshot
is specified.

スナップショットどうするか聞かれた。。。ごめん。
そのまま落とせないなんて親切なやつだな!

スナップショットとらないよオプション付きで実行。

コマンド

C:\AmazonEC2\RDSCli-1.0.001\bin>rds-delete-db-instance testdb01 –skip-final-snapshot

結果

Once you begin deleting this database, it will no longer be able to accept
connections.
Are you sure you want to delete this database? [Ny]y
DBINSTANCE testdb01 2009-10-29T03:23:02.312Z db.m1.small mysql5.1 10
master deleting us-east-1d 1
SECGROUP default active
PARAMGRP default.mysql5.1 in-sync

終了!

とりあえず
起動 -> スケールアップ -> 終了
まで試してみた。

かなり簡単です。
スケールアップもスケールダウンも自由自在です。
バックアップも勝手にしてくれるようです。

ちなみに11月1日からAmazon EC2のインスタンス料金が下がるんですが
下がったインスタンス料金と比較するとRDSは30%高いです。

いいサービスなんだが。。。高いか安いかはまた考えよう。

2009.06.05

Amazon EC2でX Window (VNC)

Amazon EC2のLinuxでX Windowを使うべく設定。

最初はX11 fowardingでなんとかなるんじゃないかと思ったんですが
うまくいかなかったです。。。

そんなわけでVNCに逃げ。

テストにはamazon公式のfedora8(32bit) v1.08を使用しました。

1.インストール
必要パッケージをさくっとインストール。

# yum install vnc-server
# yum groupinstall “X Window System” “GNOME Desktop Environment”

とりあえず一度vncserverを起動させてパスワードと設定ファイル作成。

# vncserver

設定ファイルの修正。
/root/.vnc/xstartup

xterm -geometry 80×24+10+10 -ls -title “$VNCDESKTOP Desktop” &
twm &

をコメントアウト。

exec gnome-session &

を追加。

vnc serverを一度止めて

# vncserver -kill :1

再起動

# vncserver

これで使えるようになります。

ポート番号の話だったりは適当にその他vncの解説を見てください。

2.トラブル発生と対応
ただこのままだと再起動をしたりAMIに保存して起動させようとすると
カーネルパニックが起きました。

Kernel panic – not syncing: Attempted to kill init!

ログを読んでみると原因はSELinuxの様子。

デフォルトではSELinuxは無効になっているんですが
“X Window System”をインストール時にSELinuxのポリシーがインストールされて有効になります。
このロードに失敗して起動中止しているみたいです。

そんなわけでSELinuxを無効化。
/etc/selinux/config

SELINUX=enforcing

SELINUX=disabled

に変更。

これで再起動可能になりました。

2009.06.04

OpenNebula 1.2 をインストールしてみた

Eucalyptusからちょっと浮気してみる。

ということで
クラウドっぽい仮想マシンクラスタ管理ツール
OpenNebula
をインストールしてみた。

1.CentOS5.3で挑戦。
依存関係のパッケージが地味に多い。

ruby >= 1.8.5
sqlite3 >= 3.5.2
sqlite3-dev >= 3.5.6-3
sqlite3-ruby
libxmlrpc-c >= 1.06
scons >= 0.97
g++ >= 4

yumで入るものはそれでいいんですが
インストールマニュアルによるとCentOSのみ

scons
xmlrpc-c
sqlite

はソースから入れろとのこと。

それぞれソース拾ってきてインストールしたんですが
sconsが何やらエラーを吐くので中断。

2.Ubuntu9.04で挑戦

# apt-get install opennebula

インストール完了。

Σ(´д`;)

Ubuntu9.04のサーバ版はOpenNebula 1.2がそのまま提供されてました。

3.感想
Debian系が苦手なのでUbuntuも食わず嫌いだったのですが
クラウド技術に関して言うとFedoraよりも全然先進的に取り組んでる印象。
すごいですなー。

しかしapt-getだけでインストール終わってしまうのもつまんないす。。。

2009.06.01

Eucalyptus 1.5.1 を使ってみたらネットワークがつながらない

eucalyptus-cloud, cc, ncを全部入れてあるサーバマシンですが
放置しているといつの間にかネットワークが切れてました。

確認してみるとIPが無い。
サーバのくせにDHCPでもらってるんですが。
とりあえずnetworkをrestartさせてIPもらえないか確認。
すると

Determining IP infomation for eth0… [failed]

になってしまいました。

/var/log/messagesを見ると
DHCPDISCOVERを繰り返してNo DHCPOFFERSを受信。

イミフなので再起動。

起動中・・・IP普通にもらえた。
起動後・・・DHCP見つからないけどとりあえずもらえたIPでpingうって通ったからそれ使った系のメッセージ。

Determining IP infomation for eth0… PING xxx.xxx.xxx.xxx (xxx.xxx.xxx.xxx) from yyy.yyy.yyy.yyy eth0: 56(84) bytes of data.
— 中略 —
done. [ ok ]

で、この状態でインターネットにつなごうとしても
DNSがひけないエラー。

eucalyptusが何かやってるとしか思えないので
eucalyptus-cloud, cc, ncを全部停止してnetwork restart。
DHCPもDNSも正常に通った。

やっぱり。。。サーバは固定IPでしょうか。

ネットワークモードがちょっと複雑。
http://open.eucalyptus.com/wiki/EucalyptusNetworking_v1.5

2009.05.19

Eucalyptus1.5.1を使ってみた

前回のCentOS5.3にEucalyptus1.5.1をインストールしてみたから次は実際に使ってみるメモ。

1.初期設定
euca_confを使用してさっそくクラスターとノードの登録。

# echo export EUCALYPTUS=/opt/eucalyptus >> ~/.bash_profile
# source ~/.bash_profile

# $EUCALYPTUS/usr/sbin/euca_conf -addcluster $EUCALYPTUS/etc/eucalyptus/eucalyptus.conf

# $EUCALYPTUS/usr/sbin/euca_conf -addnode $EUCALYPTUS/etc/eucalyptus/eucalyptus.conf

2.ノード設定
パッケージからインストールした場合は必要ないらしい。
ということで飛ばし。

3.Eucalyptusの起動
パッケージから入れると/etc/init.dにすてべ起動スクリプトが作られてるので
フロントエンドやクラスターの起動

# $EUCALYPTUS/etc/init.d/eucalyptus-cloud start
# $EUCALYPTUS/etc/init.d/eucalyptus-cc start

ノードの起動

# $EUCALYPTUS/etc/init.d/eucalyptus-nc start

で起動させる。

4.初回起動設定
起動したら初期設定やAmazon API Toolを使うための証明書などを取得を行う。

管理画面
https://[server ip address]:8443/
 [server ip address] : cloud controller server

管理画面へアクセスし、ユーザ名/パスワードにadmin/adminを入力してログイン。

  1. adminのパスワードを変更
  2. adminのemailを設定
  3. Walrusの設定

Walrusは特に変更しなかった記憶が。
このへんの設定についてはまた調べて書きます。

設定を変更したら「Credentials」タブを開いて「Download Certificate」をクリックし証明書の取得。

取得したzipファイルの展開と設定。

# mkdir ~/.euca
# cd ~/.euca
# unzip euca2-admin-x509.zip -d ~/.euca
# chmod 0700 ~/.euca
# chmod 0600 ~/.euca/*

Amazon EC2のAPIとAMIのツールをダウンロード。

# mkdir ~/ec2tools
# wget http://s3.amazonaws.com/ec2-downloads/ec2-api-tools-1.3-30349.zip
# wget http://s3.amazonaws.com/ec2-downloads/ec2-ami-tools-1.3-26357.zip
# unzip ec2-api-tools-1.3-30349.zip -d ~/ec2tools
# unzip ec2-ami-tools-1.3-26357.zip -d ~/ec2tools

環境変数の設定。

# vi ~/.bash_profile
export EC2_HOME=/root/ec2tools/ec2-api-tools-1.3-30349
export EC2_AMITOOL_HOME=/root/ec2tools/ec2-ami-tools-1.3-26357
export PATH=$PATH:$EC2_HOME/bin:$EC2_AMITOOL_HOME/bin
source ~/.euca/eucarc
export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-1.6.0-openjdk-1.6.0.0

使う準備完了。
APIでJAVAなんかも使ってるのでJAVA_HOMEの設定もしておいたほうがいいぽい。
これでEC2のAPIを使って操作ができるようになります。

長くなったのでここでぶったぎる。
次は実際にイメージのアップロードなんかを書く予定。

2009.05.18

CentOS5.3にEucalyptus1.5.1をインストールしてみた

Eucalyptus1.5.1のCentOS5.3用パッケージをインストールしたときのメモメモ。

0.環境
Intel Pentium 4 2.0Ghz CPU
879MB Memory
CentOS 5.3
Eucalyptus 1.5.1
xen 3.0.3

すべて一台にインストール
 Cloud Controller (eucalyptus-cloud)
 Cluster Controller (eucalyptus-cc)
 Node Controller (eucalyptus-nc)
 Gather Log (eucalyptus-gl)

1.仮想環境の構築
1.5.1はxenかKVMが選択できるとのことだが、xenのほうが好き。
気にせず進めたらlibxenstore.soが必要とか言われたので、関係ありそうなのとりあえずまとめてぶちこんだ。

# yum groupinstall Virtualization
# yum install xen-devel xen-libs

/boot/grub/grub.conf
を確認してデフォルトでxenが動くように。

そして再起動。

2.パッケージの取得
公式サイトからCentOS用パッケージの取得。
http://open.eucalyptus.com/downloads
うちの構築環境はヘボPCだったため、i386版のeucalyptus-1.5.1-centos-i386.tar.gzをダウンロード。

# wget http://open.eucalyptus.com/downloads/89

展開。

# tar xzvf eucalyptus-1.5.1-centos-i386.tar.gz

準備完了。

2.サードパーティアプリのインストール

# cd eucalyptus-1.5.1-centos-i386
# cd eucalyptus-1.5.1-rpm-deps-586
# rpm -ivh *.rpm
# cd ..

特に問題なく通るはず。

3.本体のインストール

# rpm -ivh *.rpm

うちは足りないものがあった。

dhcp is needed by eucalyptus-cc-1.5.1-1.i386
ant is needed by eucalyptus-cloud-1.5.1-1.i386
ant-nodeps is needed by eucalyptus-cloud-1.5.1-1.i386
java-sdk >= 1.6.0 is needed by eucalyptus-cloud-1.5.1-1.i386

必要らしいのをまとめてインストール。

# yum install dhcp ant ant-nodeps java-sdk

そして再度インストール。

# rpm -ivh *.rpm

今度は通った。

4.インストール、そして・・・
以下のパスにインストールされてるはず。
/opt/eucalyptus

起動時に自動起動は設定されてるかな。

# chkconfig –list eucalyptus-cloud
# chkconfig –list eucalyptus-cc
# chkconfig –list eucalyptus-nc

もしoffになってれば設定。

# chkconfig eucalyptus-cloud on
# chkconfig eucalyptus-cc on
# chkconfig eucalyptus-nc on

クラウドのフロントエンド管理画面は
httpsがポート8443
httpがポート8773で待ち受けている。

ファイアウォールの設定してあれば修正。
今は面倒なので停止。

# /etc/init.d/iptables stop

管理画面が開けばインストール完了。
https://[server ip address]:8443/

デフォルトのユーザ名とパスワードは
admin/admin

2009.05.13

Eucalyptusのロードマップ

2009年4月に開催された「Cloud Computing Expo」のプレゼンテーション資料より。
http://open.eucalyptus.com/documents/eucalyptus-slides-wolski-cloud_expo_apr08.pdf

2008/05/28 – Release 1.0
2008/08/28 – EC2のAPI対応 v1.3
2008/12/16 – セキュリティグループ、Elastic IP、AMI、S3 サポート v1.4
2009/04/09 – EBS、メタデータ サポート v1.5
2009/04/23 – Eucalyptus採用のUbuntuリリース
2009/06/01 – ファイナルリリース v1.6
2009/07/15 – ファイナルバグフィックス

v1.6で終了。。。?
v1.6でAWSの2009/1/1の状態までもっていくらしい。

公式サイトのFAQにもロードマップについて書いてあった。

6月に1.5.2を出すんじゃないかなー。
8月に1.6を出すんじゃないかな―。
1.x系はそれで終了にする予定。

プレゼンとFAQどっちの記述が後かわからんのでどっちとも言えないけど
とりあえず今年の夏くらいで基本の開発を終了したいらしい。

今後の開発はどうなるんだろうなぁ。

Eucalyptus 1.5.1 documents

サイトの方に1.5.1のドキュメントも追加されてた。
http://open.eucalyptus.com/wiki/Documentation

以下、目についた1.5.1の変更内容
http://open.eucalyptus.com/wiki/EucalyptusFeatures_v1.5

  • Elastic Block Store(EBS)のサポート
  • Walrus(S3)の改善
  • NetworkにMANEGED-NOVLANモードの追加
  • KVMのサポート
  • Rightscaleへの登録が可能に
  • 管理ツール euca_conf の追加
  • root以外のユーザでの実行が可能

また、Eucalyptusで動作するVMイメージも提供されてる。
http://open.eucalyptus.com/wiki/EucalyptusUserImageCreatorGuide_v1.5

  • Ubuntu 9.04 64bit
  • CentOS 5.3 64bit
  • Debian 5.0 64bit
  • Fedora 10 64bit

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